No Pain No Gain

40代ゲイの世界ひとり旅

HUSH

Hushを久しぶりにみた。
覚えていないところが多々あったが、2度目にみてもやはりすばらしい映画だった。リアルに今生きている自分たちの感覚で、書いていると思う。兄夫婦がきてみんながそれぞれの言い分をいい、秋野暢子がばっさり切り捨てる、でもそれもまた、ある意味利がかなっていて、みんながみんな正しいとかではなく、そのいろんな方向にある状態こそリアルであり、映画としてすべての意見を内包しているのだと思う。そのシーンはやはり強烈に覚えていた。兄がなくなるところが全く記憶から消えていたが、あれは何だったのだろうかとおもう。死んだあとに家を売り払い、そのあと賀茂川のほとりで泣き始める主人公と、ただそれを映す映像。結構な長さなんだけど、とてもしみ込んでくるものがある。死と再生、自分の感情を常に押さえている彼も体の中から、どうしても吐き出さないとならなかった。「ゲイ」+「子供」という新しい形での家族形成というとてもノンケには理解できない事を書いているから、そこに死があることで、しかも唐突な、ある種やらなければいけないことは、やらないとある日突然終わっちゃうよっていうことも言われてる。しかもそれは通常のルールとかしきたりからもはなれてるんで理解しにくいとしても。

「どうして絶対とかいえるんだよ」っていう言葉ででてきたが、そういうところが、普通につかっているけど、監督は疑問を持ってるんだと思う。そういう世の中が、そういった物言いをする世の中が、そう言った物言いをする人々が、世の中にはいて、それに投げかけているのかと思った。