No Pain No Gain

40代ゲイの世界ひとり旅

風立ちぬ


『風立ちぬ』予告編特別フィルム 4分13秒

東京に戻ってきてからはTSUTAYA DISCASでがっつりジブリ作品が借りれるのを知り、すぐ次の日に「風立ちぬ」と「崖の上のポニョ」が来た。いまさらDVDみたいなフォーマットでは絶対見ないと思ってたけど、やっぱりデジタルになってないものが見れて、ありがたい。っていうか、日本に戻って来たから、アマゾンで古本がバンバン買えたりとか、こういうことができて何より嬉しい。
朝は15年ぶりくらいに、「千と千尋の神隠し」を見た。

なんか当時過去に見た印象だと、「まー、いままでの集大成で、たいして新しいものがない」と勝手に思っていたので、再度見てなかったけど、久し振りにみるといい。というか、ジブリ作品を久し振りにがっつり見始めてるから、それが全て新鮮に感じるだけなのかも。八百万の神が来る銭湯、川の龍神、名前を忘れる、さすがジブリだなと。やっぱりアニメは誠実でないとと思っちゃう。ジブリはやっぱり冒険させてくれる。


夜は、貝のお刺身と白ワインをいただきながら「風立ちぬ」。

ジブリが戦争を描くとどうなるのか見たかったのと、ユーミンのひこうき雲がどう使われてたのか見たかった。

なんか小さい画面でみたせいか、色々やりながら見たせいかよくわからない。(寝てる時の)夢の部分と、(人生の目標としての)夢の部分と、現実がいい感じで入ったり出たりと、アニメーションだからこその表現として面白い。夢を持って生きるということ、そしてジブリにしては結構大人な愛情表現、結核、死、特攻。「飛ぶ」ということ。全編を通して流れる風。昭和20年から30年にかけての当時の描写。とても静かな作品だけど、核は熱くて、何か恐ろしい事、画面の外にある恐ろしい世の中、何か避けて通れないものがヒタヒタと迫っている感じ、そういう大きな渦の中で、私たちはどういうふうに生きてきたのか。そしてこの激しくはないけれどヒタヒタと迫ってくる感じは、着実に積み上げられていく何か誠実なものとして、作品を強くしてる。

アニメって、本当に人の動きとか、風の動きとか、コマ割りとか、音楽とか、そういう触感的なところが命だと感じる。

そういえば、昨日はたまたま終戦記念日だった。